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開催日:2015-03-12 平成27年予算特別委員会〔27年度予算〕 (意見表明) 本文
開催日:2015-03-12 平成27年予算特別委員会〔27年度予算〕 (意見表明) 協議事項・名簿

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  1. 神戸市議会 2015-03-12
    開催日:2015-03-12 平成27年予算特別委員会〔27年度予算〕 (意見表明) 本文


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    最終取得日: 2023-04-24
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1   (午前11時2分開会) ◯委員長(大井としひろ) ただいまから予算特別委員会を開会いたします。 2 ◯委員長(大井としひろ) 本委員会は,去る2月24日に平成27年度神戸市各会計予算及び関連議案,合計60議案の審査方を付託されて以来,局別審査,市長・副市長等に対する総括質疑を行ってまいりました。本日は,これら各会計予算及び関連議案,並びに松本のり子委員外7名から提出されました予算の編成替えを求める動議及び本委員会に送付されました陳情2件に対する各会派の意見表明を行いたいと存じます。  それでは,まず,平成27年度神戸市各会計予算及び関連議案,合計60議案並びに松本のり子委員外7名から提出されました「予算第1号議案 平成27年度神戸市一般会計予算」等の編成替えを求める動議について,各会派の御意見をお聞かせいただきたいと存じます。  まず最初に,民主こうべさん,藤原理事。 3 ◯理事(藤原武光) 意見表明。民主こうべ政策議員団。  民主こうべ政策議員団は,平成27年度神戸市各会計予算案並び関連議案,合計60議案について,要望13件を付して原案のとおり承認します。  また,予算第1号議案等編成替えを求める動議については,原案を承認するため反対します。  理由。  平成27年度予算案は,「市民が元気で働けるにぎわいのある街の実現」を初め,5つの重点施策を柱とした積極政策予算が組まれました。国のまち・ひと・しごと総合戦略に基づく東京一極集中是正の課題については,神戸市独自の東京本社機能誘致策として,企業拠点移転補助制度の創設,また,神戸国際戦略の策定に伴う新たな海外展開として,効果的な海外へのシティープロモーションの推進,iPS細胞を用いた神戸アイセンターの建設推進,子ども・子育て支援新制度の実施による保育定員枠1,200名の拡大及び乳幼児医療費の無料化の拡大,ガイドヘルプの基礎時間の拡大など,輝ける未来創造都市の実現に向けた予算案として編成されたことに対して評価します。  なお,以下13件の要望を付して,平成27年度当初予算案並び関連議案を承認いたします。  要望。  1,国際フルートコンクールの見直しの検討に当たっては,神戸の文化創生都市としての重要性を踏まえ,継続を前提に創意工夫を凝らした検討をされたい。  2,介護リハビリロボット等の機器開発について,兵庫県と神戸市の連携を強化するとともに,神戸の産業として育成のための支援を強化されたい。  3,児童虐待について,専任・専門チームで対応するなど,相談件数が増加する中で一定の成果を上げていますが,一時保護の件数が増加するなどの状況に対応するためにも人員配置及び保護中の学習支援などを強化されたい。  4,認知症対策において,新しいスクリーニングツールの開発及び認知症サポーターの新たな活用をされたい。  5,学ぶ力・生きる力向上支援員及び学校司書について,早急に全校配置に努められたい。  6,生活困窮者対策は,庁内と各機関等による情報の連携で,よりきめ細やかな対応に努められたい。  7,雑紙回収について,効果をさらに高めるためにも,普及促進を図り,常時排出ができるように努められたい。
     8,地下鉄海岸線について,南海トラフなどの災害を想定し,減災及び津波対策等について万全の対策を講じられたい。  9,神戸空港の路線の維持と安定した運航確保を行うとともに,神戸空港コンセッションによる3空港の一体運用で,さらに利便性の高い空港促進に取り組まれたい。  10,三宮における客引きについて,兵庫県の客引き行為等の防止に関する条例を有効に生かし,兵庫県警や関係機関及び地域と連携し対策の強化を図り,神戸のまちの品格の確保に努められたい。  11,農産物のブランド化の推進について,中長期的な視点で,コーディネーターなどの専門家の協力など関連機関との連携を強められたい。  12,神戸電鉄シニア利用促進パスについて,新年度の社会実験を踏まえ,公共交通を利用した高齢者の社会参加ができるような促進策の構築に努められたい。  13,救急出動について,市民の生命と安全を守る任務を遂行するためにも,保健福祉局危機管理室等々の連携により,適正な救急出動に努められたい。  以上。 4 ◯委員長(大井としひろ) 次に,公明党さん,高瀬理事。 5 ◯理事(高瀬勝也) 意見表明公明党神戸会議員団。  公明党神戸会議員団は,平成27年度神戸市各会計予算案及び関連議案に対して要望10件を付し,承認いたします。  なお,「予算第1号議案 平成27年度神戸市一般会計予算」等の編成替えを求める動議については反対いたします。  理由。  平成27年度予算は,実質的には久元カラーが反映された初めての予算案と言えます。安定した成長軌道に乗せる本格的な第一歩となるようにと編成され,市税収入が4年ぶりに減少する中,一般会計を対前年比211億円増と5年ぶりにふやすなど積極的な予算編成をされました。  そして,公明党が訴えてきた土砂災害避難マップの新たな作成,認知症カフェ認知症相談窓口の開設,障害者の外出支援の拡充,生活困窮者への支援の拡充,全小学校への防犯カメラの設置,地域猫対策の拡充など施策が数多く反映されています。  また,これも我が会派が求めてきました人口減少対策安定成長のためのプロジェクトに最重点課題として取り組む施策をバランスよく盛り込み,現下の神戸経済の活性化のため,これも公明党が中心となって実現したプレミアムつき商品券の発行など,地域消費喚起策を平成26年度補正予算と合わせ切れ目なく取り組まれることについて大いに評価をしたいと思います。  阪神・淡路大震災から20年が経過し,国内外からの御支援に支えられ,まちは着実に復興してきました。この教訓や経験を生かし,継承しながら,今後は市長が主張されている住みたいまち,住み続けたいまち,働きやすいまち,訪れたいまちを目指していくことが大事だと考えています。  少子・超高齢社会の進展など市を取り巻く環境が厳しいからこそ,このような観点からの今後の当局の積極的な取り組みに期待し,以下の要望事項を付記して,今回の予算案並び関連議案について賛成いたします。  なお,予算の編成替えを求める動議については,将来の本市の財源涵養策について全くしんしゃくなく,極めて非現実的で御都合主義的内容と言わざるを得ないことから反対いたします。  要望事項。  1,交流人口を含めた本市の人口増加策を策定すること。  2,本市社会経済活性化策の柱として,デザイン,ファッション,芸術・芸能,文化を位置づけ,その振興策の策定,実施を進める専門家組織を検討すること。  3,神戸に住んで神戸で働きたいという人の願いに応えるため,早期に地域仕事支援センターを開設すること。  4,シェイクアウト訓練については,市民に対し積極的な広報で周知し,参加を呼びかけること。  5,母子等ひとり親世帯の支援の強化を検討すること。  6,学童保育の開設時間の延長について,公設学童における実施率が3割程度にとどまる中,目標を持って取り組むこと。  7,市内進出企業に対するインセンティブ策について,市内居住者雇用を優遇する施策を講じること。  8,事務事業の見直し対象となっている神戸国際フルートコンクールについて,廃止を前提とせず,今後のあり方を検討すること。  9,工場・施設等の企業誘致を推進するため,水道工事負担金制度を見直すこと。  10,通学費補助制度の距離要件については,保護者に丁寧な説明を行い,十分な納得が得られるよう努めること。  以上です。 6 ◯委員長(大井としひろ) 次に,自民党神戸さん,山口理事。 7 ◯理事(山口由美) 意見表明。神戸市会自民党神戸議員団。  神戸市会自民党神戸議員団は,平成27年度神戸市各会計予算並びに関連議案,合計60議案について,以下の理由により,要望23件を付して承認いたします。  また,平成27年度一般会計予算等編成替えを求める動議については,原案を承認するため反対いたします。  理由。  平成27年度予算は,少子・超高齢化の進展による人口減少社会にふさわしい都市像を構築するため,居住環境や操業環境を向上させる施策の展開,都心の再生や医療産業都市などの重要プロジェクトの推進,国の緊急経済対策を活用した地方創生と経済の活性化を予算編成の基本的な考え方としており,神戸のまちが安定的に成長していくために必要な予算として高く評価いたします。  今後とも,全ての市民が安心できる暮らしを実現し,神戸が選ばれるまちとして引き続き発展していくために積極的に取り組んでいただくことを期待し,平成27年度神戸市当初予算並びに関連議案を承認いたします。  要望事項。  1,関西3空港の一体運営による価値向上に向け,神戸空港コンセッションの準備に鋭意取り組まれたい。  2,神戸経済発展のため,大阪湾岸道路西伸部の早期着工に取り組まれたい。  3,神戸港の国際戦略港湾施策について,基幹航路の維持・拡大と強力な集貨・創貨の推進,西日本諸港からの釜山フィーダー貨物の奪還を図るとともに,神戸でのサプライチェーンマネジメントを推進されたい。  4,PMDAが立地している優位性を生かして,神戸医療産業都市への製薬企業の一層の集積を図られたい。  5,スーパーコンピューター京を活用したインシリコ創薬取り組み,神戸における新薬の開発や神戸への製薬企業の誘致を図られたい。  6,がん専門病院である神戸低侵襲がん医療センターを,全国のがん患者及び医療機関に向けて積極的にPRされたい。  7,国際都市神戸市の職員としてふさわしい国際感覚,政策形成能力を身につけるため,長期の海外派遣など思い切った人材育成策を取り入れられたい。  8,交通弱者対策のため,公共交通の空白地を減らし,コミュニティーバス等への支援についても,より積極的に取り組まれたい。  9,地下鉄事業については,早期に全駅にホームドアを設置し,ワンマン化による経費削減により,経営改善に取り組まれたい。  10,地下鉄へのWi-Fi環境の整備促進や駅アナウンスの4カ国語対応など,交通事業者として訪日観光客を神戸に誘致されるよう努力されたい。  11,瀬戸内海での豊かな海を取り戻すための里と海の連携・協働の取り組みと,水産資源確保や資源増に向けた取り組みを検討されたい。  12,蒸気機関車SLを運行するなど,観光振興の新たな起爆剤としてJR和田岬線を有効活用されたい。  13,市民の豊かな心を涵養するため,文化創生都市神戸としてふさわしい普遍的な文化行政に努められたい。また,国際フルートコンクールについては,事業実施の手法について検討を行い,市民利益の還元について充実を図られたい。  14,居宅療養管理指導のあり方については,書式の統一化を行うなど,ケアプラン作成に役立つものとなるよう積極的な取り組みを検討されたい。  15,障害者の医療の充実に向けてキャリーオーバー医療等の実態調査を行うとともに,受け入れ可能な医療機関の確保に努められたい。  16,民間活力の導入により公立保育所を再編し,待機児童の早期解消,保育環境の整備に努められたい。  17,保育施設における一時保育の受入枠を確保し,保護者の利用しやすい制度に改善されたい。  18,小学校の放課後における全児童対策を充実されたい。  19,依頼会員・協力会員を確保するなど,地域の共助であるファミリー・サポート・センターの充実に取り組まれたい。  20,小学校低学年における英語教育を早期に導入されたい。  21,小学校の図書館司書の配置を拡充されたい。  22,中学校給食について,全校で保護者アンケートを実施するなど,喫食率向上のための対策を講じられたい。また,弁当持参者にも希望者には栄養補給の観点からミルク給食を提供されたい。  23,神戸市近隣の他都市の図書館において,神戸市民への貸し出しについて柔軟に対応していただけるように働きかけられたい。  以上。 8 ◯委員長(大井としひろ) 次に,自由民主党さん,佐藤理事。 9 ◯理事(佐藤公彦) 意見表明自由民主党神戸会議員団。  自由民主党神戸会議員団は,平成27年度神戸市各会計予算案並び関連議案,合計60議案について,以下の理由により,要望15件を付して承認します。  また,「予算第1号議案 平成27年度神戸市一般会計予算」等の編成替えを求める動議については反対します。  理由。  平成27年度予算案は,国が進める「まち・ひと・しごと」創生の取り組みと歩調を合わせ,少子・超高齢化などによる人口減少対策安定成長のためのプロジェクトを最重点課題取り組みとしています。  社会基盤や交通網の整理,地域の経済・産業の活性化など,まちの魅力と活力の向上に必要な施策,また,教育や福祉の充実,子育て支援など市民に身近な施策にも積極的に計上されており,評価いたします。  行財政改革については,今年度で最終年度を迎える神戸市行財政改革2015の目標の達成に全力で取り組み,安定的な財政基盤を構築していくことを期待し,平成27年度神戸市各会計予算案並び関連議案を承認します。  要望事項。  1,医療産業都市においては,国際医療交流の実現に向けて海外患者の受け入れがスムーズに行えるワンストップセンターの設置など,市長が先頭に立ち積極的に推進すること。  2,神戸空港コンセッションに対応できるよう準備を進めながらも,その機能拡充による魅力の向上に向けて引き続き努力すること。  3,教育委員会の制度改革の趣旨にのっとり,教育長が強いリーダーシップを発揮し,教育委員会,市長と連携して神戸の教育の目指す姿を明らかにしながら,質の高い教育の実現に向けて改善を進めること。  4,教員採用試験や採用後研修について,広い知識と深い教養を身につけた質の高い教員を確保できるように努めること。  5,新長田南再開発では,保留床・権利者床を一体的に活用し,資産価値を向上させる努力をしながらも,将来的な保留床・未利用地の適正な売却の方法について議論を始めること。  6,王子動物園については,より効率的な運営がなされるよう,指定管理の導入も含め早期に検討すること。  7,道の駅北神戸(仮称)の建設に当たっては,農業等の地元産業の活性化に寄与するものとなるよう留意すること。  8,地域の安全・安心のための資産である商店街・小売市場での消費を推進するよう,その魅力づくりにともに取り組みながら市民に対して強く発信すること。  9,災害時における応急歯科医療及び口腔ケアのための環境整備に取り組むこと。  10,生活保護の不正受給対策に関しては,不正受給担当部門の創設などの強化を検討し,貧困ビジネスの排除に努めること。  11,民生委員の欠員の是正を図るため,例えば生活福祉資金貸し付けへの民生委員に係る負担を軽減するなどの対策を講じること。  12,看護師不足が深刻化する中,設置目的の観点からも,看護大学から市民病院群により多くの優秀な学生が就職するよう病院との連携を一層強化すること。  13,国際フルートコンクールについては,国際的な位置づけも確立されていることから,廃止ではなく,継続を前提に新たなスポンサー・パートナーを探すなど運営方法の工夫をすること。  14,小学校ごとに世代を超えた同窓会を開催するなど,ニュータウンの子供たちがふるさとを感じ,生まれ育ったまちにいずれ戻りたいと思えるよう努めること。  15,神戸電鉄の高齢者割引制度については,社会実験の結果を精査し,利便性向上に向け検討すること。  以上です。 10 ◯委員長(大井としひろ) 次に,日本共産党さん,金沢理事。 11 ◯理事(金沢はるみ) 意見表明日本共産党神戸会議員団。  平成27年度神戸市各会計予算案について,予算第1号議案,予算第4号議案,予算第10号議案から予算第13号議案,予算第16号議案,予算第17号議案及び予算第21号議案について,必要な編成替えを行うことを求める動議を提出しており,この動議に賛成します。  予算第2号議案,予算第3号議案,予算第5号議案から予算第9号議案,予算第15号議案,予算第20号議案及び予算第22号議案の10議案並びに予算関連議案のうち,第1号議案から第5号議案,第7号議案,第9号議案,第10号議案,第12号議案から第15号議案,第19号議案,第20号議案,第23号議案から第29号議案,第31号議案,第32号議案,第37号議案及び第38号議案の25議案,合計35議案については賛成します。  なお,予算第14号議案,予算第18号議案及び予算第19号議案の3議案並びに予算関連議案のうち,第6号議案,第8号議案,第11号議案,第16号議案から第18号議案,第21号議案,第22号議案,第30号議案,第33号議案から第36号議案の13議案,合計16議案については反対します。  また,予算組み替え動議が否決された場合は,予算第16号議案,予算第21号議案の2議案については賛成します。予算第1号議案,予算第4号議案,予算第10号議案から予算第13号議案及び予算17号議案の7議案には反対します。  理由。以下,反対の理由を述べます。  第1の理由は,呼び込み型の企業誘致,大企業支援偏重経済政策となっているからです。予算案では,本社機能を神戸市に移転するなどした企業に支援するなど,誘致企業への支援策を拡充しています。ところが,既存中小企業・業者への支援策は融資中心にとどまっています。大手企業1社に対し数億円も助成しながら,中小企業への支援策は商店街・小売市場の活性化など,その多くが2億円程度の予算にとどまっています。  経済対策としては,逆立ちしていると言わざるを得ません。限られた市の予算を神戸市域で循環させるためには,大手企業が潤えば,そのうち中小企業・業者や市民も潤うというトリクルダウン政策ではなく,必死に頑張っている既存中小企業への直接支援こそが求められているのです。  反対の第2の理由は,市長が言う安心して子育て・教育ができるまちや,福祉と医療を初め安心して暮らせるまちの実現にはほど遠い予算となっているからです。市長公約である中学校卒業までの医療費無料化は,またも見送られました。県下で無料としている自治体は,6ふえて30自治体になりました。一部助成が拡充されたものの,そのための予算はわずか5,200万円です。介護保険料も上がります。さらに今後も上がり続けると予告しています。幼稚園保育料も値上げです。保育所の待機児童解消策も,小規模保育事業所の活用など子供に最適な保育環境を保障することにはなっていません。安心して子育て・教育ができる街を実現するためには,福祉・教育部門の予算をふやすべきです。  第3の理由は,無駄な大規模投資が続いているからです。神戸市は震災後,神戸空港,神戸港の大水深バース建設医療産業都市など大型開発事業を進めてきました。その結果,市民の暮らし,神戸経済は活性化していません。これまで進めてきた施策の結果を真摯に検討すべきです。ところが新年度予算では,三宮開発など同様の路線を突き進もうとしています。不要不急の大型開発を進めることではなく,市民の生活に密着した公共事業,必要な防災対策を進める予算をふやすことこそ,安心して暮らせる神戸の実現につながります。  第4の理由は,市民不在で冷たい市政を続けているからです。市民に冷たい市政が端的にあらわれているのが,借上住宅からの入居者追い出しです。やっと築き上げたコミュニティーを破壊し,命の危険にさらすことは絶対に許されることではありません。また,新長田駅南再開発事業でも,必死で頑張っている業者の皆さんへの直接助成を進める姿勢はありません。阪神・淡路大震災から20年のことし,被災者・市民に温かい市政に転換すべきです。  以上,反対の主な理由を申し上げました。
     なお,日本共産党神戸会議員団が提案している予算の編成替えを求める動議は,市長提案の予算から神戸空港,神戸港の大水深バース建設,三宮再開発,医療産業都市など,無駄遣いや不要不急の施策の経費,大企業など誘致企業への行き過ぎた支援などの経費を削減することで財源をつくり出しています。その財源を使い,市民の暮らし,福祉,教育などの拡充策を提案していることを申し添えておきます。  以上です。 12 ◯委員長(大井としひろ) 次に,新世代こうべさん,山下委員。 13 ◯委員(山下てんせい) 意見表明。新世代こうべ。  新世代こうべは,平成27年度当初予算案並び関連議案,合計60議案について,要望10件を付して承認いたします。  また,「予算第1号議案 平成27年度神戸市一般会計予算」等の編成替えを求める動議については反対いたします。  理由。  平成27年度予算案では,法人市民税普通交付税に減少が見られるにもかかわらず,一般会計において対前年度プラス211億円という強気な案を示されました。精査の結果,財政規模としては平成25年度までの実質収支がプラス傾向であり,かつ建設地方債等も着実に減らされていること等の具体的な実績があることを認定の根拠といたします。  また,内容におきましても,人口減社会に対する決意や,今が神戸の重要な転換期にある背景を踏まえたものとなっており,かつ諸問題に対して市長として一定の姿勢を示されている点を評価いたします。ただし,一般会計においては,人件費において局と現場の温度差が根強い点や青天井に増加している扶助費をいかにキャップするか等,出を制する施策について,より一層の検討を求めます。  また,臨時財政対策債に依存する傾向が強い国に対し,今後の財政展望について,市として毅然とした意見がなされることを期待し,平成27年度神戸市当初予算案及び関連議案を承認いたします。  要望事項。  1,神戸市の施策全般に対して,定量的な根拠による立案や効果測定及び多様性──ダイバーシティーの推進に取り組まれたい。  2,王子陸上競技場について,公の利用施設として最低限のハード整備及びそのための改修に速やかに取り組まれたい。  3,市は児童養護施設利用者に対しての丁寧なフォローをより一層心がけたい。  4,犬・猫の殺処分ゼロを前提とした繁殖予防と早期不妊・去勢手術については,より一層推進されるとともに,費用対効果が最大になる手法を採用されたい。また,動物愛護センターについては,施設の環境改善を早期に図られるとともに,動物愛護のシンボルとなるような名称変更も検討されたい。  5,成年後見制度については,知的障害者の市長後見申請手続を速やかに行えるような制度設計を図られること。また,低所得者の成年後見報酬に公的助成を付与し,住みなれた施設で暮らし続けられるような施策を検討されたい。  6,祝日出勤の休日振りかえを初め,時間外勤務の縮減に向けた具体策を早急に示されたい。  7,市民の水道料金の負担増につながらないよう,独自の企業誘致等自助努力を一層図られたい。  8,鉄道事業においては,駅の持つ社会的な役割を捉え,駅ナカビジネスや駅施設のアメニティーについて,時流に合った大胆な策を講じられたい。また,バス事業においては,公共サービスの低下にならないように留意されたい。  9,住宅団地や住宅密集地における交通安全確保に注目し,特に道路標示に関しては工夫されたい。また,T字路等における信号設置についても,地域特性を見て必要と思われる場所においては,公安委員会に強く進言されたい。  10,全ての施策において,整合性・連続性が担保されるべきという視点から,新港突堤地区における歴史的建造物の保存,大型客船誘致を妨げない橋脚の高さ,新たな交通手段──LRT・BRT等の導入可能性検討,すまいの耐震化促進事業などにおいて確認・再考をされたい。  以上。 14 ◯委員長(大井としひろ) 次に,住民投票☆市民力さん,浦上委員。 15 ◯委員(浦上忠文) 意見表明。  住民投票☆市民力議員団は,平成27年度神戸市各会計予算案のうち,予算第1号議案一般会計予算,予算第13号議案空港整備事業費予算,予算第18号議案新都市整備事業会計予算,予算第19号議案自動車事業会計予算,予算第20号議案高速鉄道事業会計予算については反対します。  このほかの予算議案並びに関連議案については賛成いたします。  反対理由です。  阪神・淡路大震災から20年の節目の年です。震災後の厳しい財政難に対し,乾いた雑巾をさらに絞るような行財政改革によって何とか危機的状況を乗り切りつつあるということですが,震災で大きな被害を受けた市民の生活は,まだまだ危機的という方々が少なくありません。復興住宅では超高齢化が進んでいます。孤独死もふえています。予想される人口減少社会へ向けて,我がまち神戸をどう元気にしていくのかは重要な政策課題です。  このため新年度の一般会計予算では,物づくりを行う中小企業支援や地域商業の活性化,農漁業の活性化などとともに,人口減少社会を見据えた神戸のまちの再生が基本政策の1つに掲げられ,新長田駅周辺のにぎわいづくりや地下鉄海岸線沿線の活性化,ニュータウンのオールドタウン化に対して若年層の呼び込みなどに力点が置かれています。しかし,身の丈に合わない大規模な新長田の再開発の大きなひずみが出ている問題や,避難所から仮設住宅,仮設住宅から復興住宅へ引っ越しを重ねた被災者についの住みかとしての借上復興住宅を明け渡すように求める問題など,もっと元気を取り戻してほしい弱い人たちへの対応が十分でなく,全体的には評価できません。  空港整備及び新都市整備事業は,空港の土地が売れることを前提にしたスキームが相変わらず堅持されており,借金返済のためにさらに借金を重ねて子や孫の世代に負担を先送りしているため。  自動車事業及び高速鉄道事業は,相変わらず高齢者から乗車するたびごとの料金徴収を続けることを前提にした予算編成となっており,高齢者らが元気に外出するための足を奪っているため。  また,予算第1号議案等編成替えを求める動議は,無駄な投資を減らして,福祉・環境・教育など市民生活に直結する予算を増額する考えは理解できるものの,事業の進め方や市民負担のあり方について,我が会派と意見の異なる部分があるため反対いたします。  以上です。 16 ◯委員長(大井としひろ) 次に,新社会党さん,小林委員。 17 ◯委員(小林るみ子) 意見表明。  新社会党神戸市会議員団は,2015年度神戸市各会計予算のうち,予算第1号議案神戸市一般会計予算,予算第4号議案神戸市国民健康保険事業費予算,予算第10号議案神戸市市街地再開発事業費予算,予算第11号議案神戸市営住宅事業費予算,予算第12号議案神戸市介護保険事業費予算,予算第13号議案神戸市空港整備事業費予算,予算第14号議案神戸市後期高齢者医療事業費予算,予算第17号議案神戸市港湾事業会計予算,予算第18号議案神戸市新都市整備事業会計予算,予算第19号議案神戸市自動車事業会計予算,予算第20号議案神戸市高速鉄道事業会計予算,以上,予算11議案及び関連議案のうち,第6号議案神戸市職員定数条例の一部を改正する条例の件,第18号議案神戸市介護保険条例の一部を改正する条例の件,以上,合計13議案について,下記の主な理由から反対します。また,そのほかの議案については賛成いたします。  反対理由。  1,起債償還・管理収支・需要予測が計画と大きく乖離しているにもかかわらず,事業の失敗を認めず,市民への説明責任を果たさないまま神戸空港を運用し,神戸空港の運営権売却に活路を求めようと2億円を計上しているため,さらにスカイマークが破綻したにもかかわらず,長期収支計画も示さないまま空港管理予算に今年度に引き続き新都市整備事業会計から繰り入れ,また,空港島造成償還財源の穴埋めとして借りかえが予定されており,結果として次世代に多くの負担を押しつけることになるため。  2,新長田南地区再開発事業において,建設後の保有床の売却で事業費を賄う駅前再開発手法だったにもかかわらず,事業失敗の反省と検証もなく,一般会計から他の市街地再開発事業も含めて150億円を超える資金が補填されているため。  3,都心再整備の種地のために,公共施設の長寿命化というこの間の考えと逆行する形で,まだまだ使える中央区役所や神戸市勤労会館などの行政施設の集約化を検討しようとしているため。  4,消費税増税や年金切り下げなどで高齢者の生活がますます厳しくなる中,介護保険料を値上げするため。  5,借上復興住宅の借上契約が満了するのに伴い,入居者の住み続けたいとの思いを無視し,住みかえありきの対応を行おうとしているため。  6,高齢者の社会参加と移動支援を脅かす乗るたび負担制度の敬老優待乗車制度を続けるため。  また,「予算第1号議案 平成27年度神戸市一般会計予算」等の編成替えを求める動議については,評価できるものも多いが,幾つかの項目で考え方などに違いがあるため反対します。 18 ◯委員長(大井としひろ) 次に,神戸志民党さん,大石委員。 19 ◯委員(大石よしのり) 意見表明。神戸志民党市会議員団。  平成27年度当初予算案並び関連議案,合計60議案について,要望8件を付して承認いたします。  また,「予算第1号議案 平成27年度神戸市一般会計予算」等の編成替えを求める動議については反対いたします。  予算第1号議案の中で,企業拠点本社機能移転補助制度は貴重な市税を政策なき神戸市単独補助をすることに,いまだ具体的運用基準もできていないと聞かされている中で,既に研究所等一部部門の移転のみで本社機能とみなすなど,市役所内部での曖昧な拡大解釈で適用する見通しを発表するような制度に問題があります。  また,三宮の都心再整備については広聴活動ばかりで一向に指針が見えず,課題が多いままの推進には見直す必要があります。  しかしながら,将来を見据えた予算編成には一定の評価もできますので,以下の要望を付して承認いたします。  要望事項。  1,広報部が市長室直轄へ組織移転する機会に,市民向けの地域広報とは別に,全国,世界へ発信する戦略的広報の強化をされたい。  2,神戸・三宮地区の悪質な客引き行為から,神戸のまちを守る兵庫県の客引き行為の防止に関する条例化に,今度こそ神戸市も県と一体となって協力されたい。  3,要望していました学校支援ツールの全中学校導入には,高い評価をしていますので,さらに全小学校への拡大も努力されたい。  4,言い続けてきました神戸市市営地下鉄西神・山手線のワンマン運行実現に向け,ホームドア設置事業を早急に進めていただきたい。  5,神戸ビエンナーレについては,第5回をめどに根本的な見直しをされたい。  6,神戸空港島の関連用地については,竣功認可がされて本年で10年の経過により,土地利用計画に一定の規制がなくなります。この機会に,対外的な空港島の評価を上げるため,国土交通省へ用途変更の申し入れをされたい。  7,東京事務所での情報収集や発信力を強化していくとともに,市長室直轄広報部と十分な連携をされたい。  8,三宮を中心とした都心の再整備のみならず,西部地区の拠点整備についても具体策を示されたい。  以上です。 20 ◯委員長(大井としひろ) 次に,維新の党さん,北山委員。 21 ◯委員(北山順一) それじゃ,意見表明。  神戸市会維新の党は,平成27年度神戸市各会計予算並びに関連議案について,審査の結果,以下の理由により承認いたします。  また,予算編成替えを求める動議については,原案を承認するため反対いたします。  なお,要望事項10項目を付します。  理由。  現在,国レベルでの人口減少と人口や企業の東京一極集中を是正するため,国を挙げて地方創生に取り組んでいます。人口の減少は,国や都市の衰退を意味することから,神戸市にとっても地方創生は何よりも優先して取り組むべき最重要課題だと考えます。この点,平成27年度予算では,定住・移住を促進するためのシティープロモーションや,空き家・里山の活用のほか,働く場所の確保として新たな企業誘致に取り組む予算が計上されています。また,神戸の魅力を高めるための三宮駅周辺のターミナル機能の強化,港のにぎわい創出,そして,女性が安心して子供を産み,育てるための子育て施策の充実にも取り組んでいます。これらを総合的に勘案し,神戸創生に向けた第一歩として期待の持てる予算であると考えられるため,平成27年度各会計予算並びに関連議案を承認いたします。  要望事項。  1,インナーシティーの活性化について,ノエビアスタジアムでのイベント勧誘に積極的に取り組むとともに,JR新長田駅への快速電車の停車及び東口改札の設置に向け,市長の強いリーダーシップのもと,全市を挙げてJR西日本と協議されたい。  また,長田区南部地域に大学や短期大学などの学生寮を誘致し,若者によるまちの活性化に取り組まれたい。  2,子供は神戸の宝である。そのためには何よりも女性が子供を産みやすい,子供を産みたいと思えるまちづくりが必要である。子供の医療費を初め保育所や教育環境の充実,女性の働く場所の確保や男性の育児参加など,子育て日本一のまち神戸を実現するため,関係局は一丸となって子育て環境の充実に取り組まれたい。  3,2016年に日本で開催予定の主要国首脳会議(サミット)を神戸で開催するよう,積極的な誘致活動を切れ目なく実施されたい。また,開催地決定後には必要な体制の構築,開催準備に早急に取り組むとともに,県や経済団体などと連携し,市内機運の醸成や国内外への神戸の魅力発信に全力で取り組まれたい。  4,2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催効果を東京だけにとめないため,事前合宿の誘致はもちろん,地方都市での競技開催の道が開けた場合には,神戸市内での競技開催を必ず実現されたい。  5,環境問題や健康問題に注目が集まる中,交通手段としての自転車の利用を再認識すべきである。そのためにも早急に市内の自転車専用道路や駐輪場を網羅的に整備されたい。あわせて自転車のマナー向上にも取り組まれたい。  6,かつて長田港には淡路フェリーが発着し,石油コンビナートが林立するなど活気に満ちておりました。また,長田漁港では,現在も活発に若い後継者が操業を続けている。これら長田区南部にとって大変貴重な経済活動や観光客誘致のための資源が活用されていないことはまことに残念である。地元住民や有識者の意見を聞きながら,これらの資源を有効に活用し,長田区南部のにぎわいを創出する施策を検討されたい。  7,環境貢献都市KOBEとして,次世代燃料である水素を活用した民間事業を支援するとともに,水素を燃料とする市営バスを運行するなど,神戸市としても積極的に水素燃料を導入されたい。  8,これからは市役所職員といえども,海外事例から多くを学び,国際感覚を持って行政課題に挑むことが必要である。そのためには長期間職員を海外の行政機関などに派遣し,当機関が担う事務を実際に経験させることが最も有効な手段であると考える。国際都市神戸として他の自治体にはない職員の育成方法を実施されたい。  9,行政が保有するビッグデータを活用し,大規模災害時における被害拡大の防止や市民の健康増進に資する施策に取り組まれたい。  10,学校統廃合によって生じる跡地は,神戸市にとって数多くの選択肢を持った優良な資源である。この跡地を有効に活用することが神戸の発展には不可欠である。特に地方創生が叫ばれる昨今においては,若者の移住促進に向けた住宅供給や企業集積のための用地確保など,確実に人口の増加につながる活用が求められる。学校統廃合による跡地については,特定の局や一部の声だけで活用方法を決めるのではなく,神戸創生のため真に必要な施策は何かという観点から全市が一体となって検討されたい。  以上であります。 22 ◯委員長(大井としひろ) 次に,民主党さん,前島委員。 23 ◯委員(前島浩一) 意見表明。民主党。  民主党は,平成27年度当初予算案並び関連議案,合計60議案について,要望10件を付して原案のとおり承認します。  また,予算第1号議案等編成替えを求める動議については反対します。  理由。  平成27年度予算案は,久元市長が1年間の市政運営を踏まえ編成した予算であり,また,阪神・淡路大震災から20年が経過する中,着実に財政危機からの克服を果たし,輝ける未来創造都市の実現に向けて神戸市のさらなる発展を期待させるものであります。特に人口減少社会を迎える中で,移住・定住の促進や子育てへの支援などの人口減少対策を初め,都心の再生や交通インフラの整備など,時代に合った施策がバランスよく配分されており,一定の評価をします。  今後も久元市長のリーダーシップのもと,社会情勢や市民ニーズを的確に,かつスピーディーに反映する市政運営を期待し,要望10件を付して平成27年度当初予算案並び関連議案を承認いたします。  要望事項。  1,通学路を中心とした防犯カメラの設置については,制度的に地元の負担が生じない方策を講じられたい。  2,介護保険サービスの基盤の整備に当たっては,入所申込者の待機実態を十分把握して計画的な整備に努め,待機解消に努められたい。  3,押部谷東地域福祉センターの整備については,設置趣旨に鑑み,土地の手当てを含めて再度精力的に検討されたい。  4,深刻な渋滞が続く神戸三木線のスムーズな通行に資するため,4車線化拡幅への取り組みを早急に検討されたい。  5,開発団地等における歩道の舗装の補修や波打ち歩道の解消に向けては,計画的な面整備を早急にかつ強力に進められたい。  6,農業公園の活性化に向けて,六甲のめぐみの拡幅移転,閉鎖しているホテル棟の再生活用策等について具体的に検討されたい。  7,自動車事業の財政健全化に向けては,出資金の恒久化について検討されたい。  8,水道事業の経営健全化に向けて業務全般について見直しを図り,民間委託導入の拡大に努められたい。  9,平成26年度に続いて調査・検討が行われる西区の行政サービス拠点のあり方については,平成27年度中に市長の言ういわゆる分庁舎についての具体的な方向を示されたい。  10,小・中学校におけるエレベーターの設置に当たっては,入学調査を早目に実施するなどの工夫を図り,入学時までに整備されるよう努められたい。  以上。
    24 ◯委員長(大井としひろ) 次に,陳情2件について,各会派の御意見をお聞かせいただきたいと存じます。  まず最初に,民主こうべさん,藤原理事。 25 ◯理事(藤原武光) 意見表明。民主こうべ政策議員団。  平成27年度予算特別委員会に送付されました陳情第253号西神南ニュータウン(井吹台)に中学校の新設を求める陳情。  井吹台中学校の生徒数増加は,みなと総局が計画している住宅供給によるとおおむね6年間の教室不足が生じる見込みとされておりますが,将来的には生徒数も減少することが見込まれるとされています。このような状況を判断して,教育委員会は中学校の新設に当たっては,長期的に使用することを前提にした整備を進めてきました。また,当局から第2グラウンドを初め仮設校舎として普通教室と理科室及び音楽室などの特別教室を早期に建設との姿勢が示されるなど,生徒数の増加に伴う環境整備が推進されること,また予算第1号議案を承認するため,よって,本陳情を不採択とします。  陳情第254号神戸電鉄シニア層利用促進パスに関する陳情。  神戸電鉄シニア利用促進パスは,西北神地域唯一の基幹鉄道である神戸電鉄の利用者の増加により,公共交通網の維持・充実を図り,市民の交通手段を確保するため,新規に神戸市が実施するものであります。従来,神戸電鉄が実施してきた神鉄シニアパスとは別のものとなります。この施策は,平成27年度に社会実験を行い,平成28年度以降,利用状況を踏まえ,利用者にとって利便性の高いものとなるよう工夫がされるとのこと。このような当局の新たな施策提案を了とすることと,予算第1号議案を承認するため,本陳情を不採択とします。 26 ◯委員長(大井としひろ) 次に,公明党さん,高瀬理事。 27 ◯理事(高瀬勝也) 陳情に対する意見表明公明党神戸会議員団。  陳情第253号西神南ニュータウン(井吹台)に中学校の新設を求める陳情については,昨年も全く同様の請願が上げられていますが,予算特別委員会審査での我が会派,吉田委員の質疑でも改めて明らかになったように,井吹台中学校の分離新設のために必要な文部科学省の生徒数予測基準に現時点では届かない状況にあります。さらに,この間,昨年9月に地域団体と関係小学校のPTAと保護者会の代表の皆さんを中心に,教育委員会,みなと総局,西区役所が参加して井吹台中学校の過密状況の改善策を検討するワークショップを立ち上げ,都合4回にわたって種々議論がなされ,その結果,第2グラウンドの整備や校舎の拡充などが決定されました。このワークショップは,新設すべきかどうかの議論にのみ拘泥していては眼前の問題を放置することになるとの関係者の判断から開催されたもので,既に第2グラウンドの整備工事は始まっており,本年4月に供用開始される予定です。もちろん生徒数が将来大幅に増加し,文部科学省の基準を超える状況になれば,分離新設の手続もできますが,いたずらに分離新設しても急速に生徒数が減少すれば一方で税金の無駄遣いとの批判も免れません。  今その意味で微妙な段階にありますが,前述したように,ワークショップでの提言に沿ってグラウンドや校舎の増改築がなされ,当面,中学校における過密状況は緩和されるものと考えます。  また,本陳情は,新中学校建設費を平成27年度予算に計上することを求めるものでありますので,私ども公明党議員団として予算第1号議案を承認する立場から不採択といたします。  陳情第254号神戸電鉄シニア層利用促進パスに関する陳情については,神戸市神鉄シニア層利用促進パスは,市民の交通手段を確保するため市として実施するものであり,従来の神鉄シニアパスとは別のものであること,また,平成27年度は社会実験として実施し,その利用状況等を踏まえて,平成28年度以降,利用者にとって利便性の高いものとなるよう工夫をするとの当局の姿勢が示されたこと,及び予算第1号議案を承認する立場から不採択といたします。  以上です。 28 ◯委員長(大井としひろ) 次に,自民党神戸さん,山口理事。 29 ◯理事(山口由美) 陳情に対する意見表明。神戸市会自民党神戸議員団。  陳情第253号について,井吹台中学校の生徒数増加は非常に重要かつ切実な問題と捉えていますが,地元自治会の取り組みもあって,第2グラウンドを初め仮設校舎として普通教室だけでなく,理科室や音楽室などの特別教室もできるだけ早期に建設していく方向で話が進んでいます。現時点では,可能な限り対応していると判断するため,及び予算第1号議案を承認するため不採択とします。  陳情第254号については,神戸市神鉄シニア層利用促進パスは,平成27年度の社会実験の利用状況等を踏まえ,平成28年度以降に,より利便性の高いものとなるよう工夫する旨の当局の答弁を了とするため,及び予算第1号議案を承認するため不採択とします。 30 ◯委員長(大井としひろ) 次に,自由民主党さん,佐藤理事。 31 ◯理事(佐藤公彦) 予算特別委員会に送付された陳情に対する意見表明自由民主党神戸会議員団。  陳情第253号西神南ニュータウン(井吹台)に中学校の新設を求める陳情。  校舎の新設については,義務教育学校施設として経済的な効率性など長期的に使用できることを前提とした計画に基づくものであることと文部科学省からも示されており,また,保護者の方々からの要望にもあります第2グラウンドや仮設校舎として普通教室・特別教室を前倒しで建設するという姿勢を示されたこと,及び予算第1号議案を承認するため不採択とします。  陳情第254号神戸電鉄シニア層利用促進パスに関する陳情。  神鉄シニア層利用促進パスは,平成27年度に社会実験として実施し,利用状況を十分に調査した上で,平成28年度以降,利用者にとって利便性の高いものとなるよう工夫するとの姿勢が示されたこと,及び予算第1号議案を承認するため不採択とします。  以上です。 32 ◯委員長(大井としひろ) 次に,日本共産党さん,金沢理事。 33 ◯理事(金沢はるみ) 陳情に対する意見表明日本共産党神戸会議員団。  予算特別委員会に送付された陳情第253号と第254号については,いずれも採択とします。  以上。 34 ◯委員長(大井としひろ) 次に,新世代こうべさん,山下委員。 35 ◯委員(山下てんせい) 陳情に関しての意見表明。新世代こうべ。  陳情第253号西神南ニュータウン(井吹台)に中学校の新設を求める陳情。  新世代こうべは不採択を主張します。  喫緊の課題であった当該中学校のグラウンド問題については,第2グラウンドを造成することで一定の解決を見たと考えます。他方,生徒数のキャパシティー問題については,今後の増加予測も含め経過を見守る必要があり,しかし,生徒数のピークアウト後の運用も考慮する必要もあることから安易には結論が出せません。また,予算第1号議案に賛成するため,不採択といたします。  陳情第254号神戸電鉄シニア層利用促進パスに関する陳情。  新世代こうべは不採択を主張します。  神戸電鉄シニア層利用促進パスについて,今回はテスト実施であることを考慮しなくてはいけません。すなわち余りに長期間の利用日数を設定してしまうと,当該パスの施策効果がわかりにくくなってしまいます。まず,今回の条件で利用していただき,マーケティングを行った上で内容検討するのが手順であると考えます。また,予算第1号議案に賛成するため不採択とさせていただきます。 36 ◯委員長(大井としひろ) 次に,住民投票☆市民力さん,浦上委員。 37 ◯委員(浦上忠文) 陳情に対する意見表明。住民投票☆市民力議員団。  陳情第253号,この地域は神戸市の中でも人口が急増しており,以前から中学校の新設を求める声が上がっています。当初の都市計画では,井吹台北町に用地が確保されており,将来ある地域の子供たちのためにも採択を求めます。  陳情第254号については,神戸電鉄粟生線存続へ向けて第一義的にはさらなる神鉄の経営努力は言うまでもありませんが,行政としてもこれまで以上の取り組みが必要だと考えます。社会実験とはいえ,今回のシニア層利用促進パスは現行の神鉄のシニアパスより利用回数が減ることや神戸高速を使えないという問題点もあり,陳情の趣旨を尊重して採択を求めます。  以上。 38 ◯委員長(大井としひろ) 次に,新社会党さん,小林委員。 39 ◯委員(小林るみ子) 陳情についての意見表明。新社会党神戸市会議員団。  陳情第253号西神南ニュータウン(井吹台)に中学校の新設を求める陳情,陳情第254号神戸電鉄シニア層利用促進パスに関する陳情については,陳情趣旨に賛同するため採択を求めます。  以上です。 40 ◯委員長(大井としひろ) 次に,神戸志民党さん,大石委員。 41 ◯委員(大石よしのり) 陳情についての意見表明。神戸志民党市会議員団。  陳情第253号西神南ニュータウン(井吹台)に中学校の新設を求める陳情,不採択といたします。理由,平成27年度予算第1号議案を認めるため。  陳情第254号神戸電鉄シニア層利用促進パスに関する陳情,不採択といたします。理由,平成27年度予算第1号議案を認めるため。  以上です。 42 ◯委員長(大井としひろ) 次に,維新の党さん,北山委員。 43 ◯委員(北山順一) 予算特別委員会に送付された陳情に対する意見表明。維新の党。  陳情第253号西神南ニュータウン(井吹台)に中学校の新設を求める陳情。  井吹台中学校の生徒数増加は,現時点にみなと総局が計画している住宅供給によるものを最大限に見込んでもおおむね6年間の教室不足が生じる見込みであるが,将来的にはニュータウン特有の状況から,生徒数は減少することが見込まれ,中学校の新設ではなく──対応できると考えるため,中学校の新設に当たっては,公立の義務教育学校施設として経済効率性や環境負荷の低減の観点から,長期的に使用することを前提とした計画に基づく整備であることが重要であると考えるため,また,当局から第2グラウンドを初め仮設校舎として普通教室のみならず,理科室や音楽室などの特別教室をできるだけ早期に建設していくという姿勢が示されたがため,さらに予算第1号議案を承認するため不採択といたします。  陳情第254号神戸電鉄シニア層利用促進パスに関する陳情。  神戸市神鉄シニア利用促進パスは,西北神地域唯一の基幹鉄道である神戸電鉄の利用者増加により,公共交通網の維持・充実を図り,市民の交通手段を確保するため神戸市として実施するものであり,従来の神鉄シニアパスとは別物であること,この施策については,平成27年度に社会実験として実施し,利用状況等を踏まえ,平成28年度以降,利用者にとって利便性の高いものとなるよう工夫していくという姿勢が示されたこと,及び予算第1号議案を承認するため不採択といたします。  以上です。 44 ◯委員長(大井としひろ) 次に,民主党さん,前島委員。 45 ◯委員(前島浩一) 平成27年度予算特別委員会に送付された陳情に対する意見。民主党。  陳情第253号西神南ニュータウンに中学校の新設を求める陳情につきましては,井吹台中学校の生徒数の増加は今後最大限見込んでも6年間で,その後は減少していくというニュータウン特有の状況が推測されることから,当面は仮設校舎やグラウンドを早急に整備することが示されており,また,予算第1号議案を承認するため不採択とします。  次に,陳情第254号神戸電鉄シニア層利用促進パスに関する陳情は,このパスについては,もともと神戸電鉄粟生線の厳しい状況に対して乗客増対策,利用促進策として市長が打ち出した施策であり,神鉄シニアパスのかわりとしているものではなく,社会実験として試行的に実施して検証し,次年度以降の本格実施につなげていこうとしているものであるので,当面はこの提案で状況を判断するのがベターと考えることと,予算第1号議案を承認するため不採択とします。  以上。 46 ◯委員長(大井としひろ) 各会派の御意見は,以上のとおりであります。 47 ◯委員長(大井としひろ) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。  次回委員会は,あす3月13日午前11時に開会し,意見決定を行いますので,よろしくお願いいたします。  本日はこれをもって閉会いたします。   (午後0時16分閉会) 神戸市会事務局 Copyright (c) Kobe City Assembly, All Rights Reserved. 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